2013年09月17日
現状維持は、破滅?
現状把握のために、私自身で
市内2000人弱の方に、ほぼすべての集落にて聞き取り調査を実施しました。
市の問題点や要望で、印象に残った市民の意見を書きだします。
※複合的要因が多いのですが、分類は私の主観で、内容も僕の言葉に一部変更しましたので、あしからず。
人
子どもの減少
若者の流出
息子・娘が結婚してない
晩婚化
高齢化率上昇
高齢者だけの世帯増
地域コミュニティ・集落・自治会
近所づきあい・井戸端会議減
地域の運動会・イベント減
イベントに若者が参加しない
世代間の交流・話し合い減
新旧の住民間に難有
自治会のまとまりに地域間差
消防団の入団者減
青年団減
近所の草刈り大変
日中に出歩く人いない
公園で遊ぶ子少ない
役がすぐに回ってくるので、減らしてほしい
核家族化
プライバシーの壁が高い
信頼関係が崩れてきてる
町が市に合併したけど、仲悪い
環境
空き家、廃屋増加
治安心配
山が荒れた
里山の管理問題
獣害(猿、鹿、アライグマ、カラス、サギ、野良犬、野良猫、アリ)
耕作放棄地増
空き地の草刈り等の管理
土地価格下落
自然とふれ合う機会がない
河川の改修
空き店舗の利用方法
お墓の維持管理
冬に凍結・積雪がある
産業
JAに頼りすぎ
農作物の低価格
農業従事者の高齢化
営農組合ができたけど、参加者が結局高齢
地元商店・企業減少
商店が寂しい
チェーン店しかない
地場産業の衰退
工場誘致をしてほしい
雇用制度による収入悪化
大卒者の就職先不足
後継者不足による技の継承困難
陶器屋が偉ぶるので、話が進まない
業界の風通しが悪い、連携不足
若者の雇用・収入不安定
温暖化によるコメの味が心配
野菜の地産地消を売ってるとこ少ない
需要と供給のバランス悪い
シルバーは労災効かない
おけいこ事が定番しかない
企業に託児所が欲しい
インフラ・施設
JR複線化して欲しい
JR本数少ない
甲南駅からICOCA使えない
駅の整備費用地元負担不満
駅前なのに、何にもない
近江鉄道本数少ない
SKR高い
京阪奈線実現してほしい
踏切狭い
車ないと生活不便
バスが空っぽで走ってる
バスの数・時間・バス停位置が利用者向けでない
古い在所は道が狭い
道路舗装して欲しい
交通量多いとこは、右折レーンほしい
通学路に歩道の設置
側溝にフタしてほしい
公園狭い
公園でボール遊びができない
街灯少ない
信号足りてない
公立の幼保少ない
学童をもっと充実して欲しい
教育の悩み相談所欲しい
市の光ファイバー要らない
水口図書館だけ古い
甲賀病院へのアクセス
病院のイスを増やしてほしい
子どもが雨の日に遊べる施設が欲しい
老人ホーム欲しい
交番欲しい
水口以外は、病院不足
スポ森の利用料を下げてほしい
陸上競技場を普段誰も使ってない
小学校にもクーラー設置を
行政
維持管理費を無視したハコモノへの公共投資
合併したのに、効果なさすぎ
市職員が多すぎ
市議会議員が多すぎ
議員が役に立ってない
公務員の給料減らせ
市の広報に不備が多い
市道・県道の草刈り
結婚相談より街コンを
県庁を大津から草津、栗東に移転してほしい
税金高い
水道代高い
土地の転用を簡素化して欲しい
道路標識をわかりやすくしてほしい
小学生にも医療費負担を拡充して欲しい
予防接種の補助が欲しい
行政のイベントが市民に伝わってない
歴史・伝統・観光
観光協会の発信力弱い
市の潜在能力は高いのに、それを十分生かし切れてない
観光客減
祭の存続危機的状況
神社の氏子不足
神輿を台車に乗せることに疑問
子ども神輿とスポ小や中学の修学旅行と重なる
祭の日だけど、会社の融通効かない
水口の花火と信楽の火祭りの日程ぶつかる
忍者屋敷に駅から行く術が歩きしかない
古城山にお城を
心(モラル、マインド)
保守的・封建的・閉鎖的
若者に郷土愛がない
学校のイジメ
親が子供を過保護
同和問題
男女差別
野菜ドロボー
農業機械ドロボー
車ドロボー
犬のフンの始末
ごみのポイ捨て
路上駐車
ゴルフ客が抜け道でスピードだし過ぎ
共存共栄の精神がない
自分優先の人が増え、周りの事に関心ない
子どもがお使いする機会がないから、金銭感覚おかしい
忍耐力がない人が増えた
人づくりができていない
男が弱いけど、内弁慶
家族の会話減
ないものねだりをする人が多い
ボランティアに参加する人がいつも同じ
政治参加する若者が少ない
個々にいい能力を持っているけど、そのつなぎ役がいない
体験しなければ、対策を講じない
問題があるのに、問題意識を持っていない人が多い
他にも意見が多数ありますが、これが市内の今ある問題や要望です。
以上の事を踏まえて、
これから起こりうる事を書いていきます。
雇用環境が不安定になり未婚者増・晩婚化に伴い、
子どもの出生数が更に落ち込むでしょう。
あわせて若者が就職や結婚する段階で、市外に流出する現況が続けば、
市内の労働人口は、数十年後には、現在の半分以下になる事も予想されます。
現在のハコモノに対する公共投資による維持管理費等を考慮すると、
市民サービスの低下と同時に公共料金の引き上げも起こるでしょう。
インフラ面では、特にJRに関して、
現在の利用客が、草津・京都・大阪方面という市外への流出客がほとんどの状況では、
労働人口の減少が見込まれる中で、
今後の草津線の複線化の見通しは立たず、
本数削減、車両削減、運賃値上げが予想されます。
仮に複線化という公共投資をしても、根本的に利用客の上昇は見込めないので、
さらに、市の財政は圧迫されることになるでしょう。
SKR、バスに関しても車を乗れない人しか需要がない状況ですが、
その需要と供給の関係を無視した運行がなされ、赤字経営の状態がつづくでしょう。
消費動向に関しては、
市内での循環がうまくいかず、
地元商店より、チェーン店での消費が多く、
京都、大阪、名古屋等に行きやすい立地条件にあり、
ネットでの通販も発達してきたので、
市外での消費が今後増えていく可能性があります。
また農業従事者の若者離れや高齢化に伴い、
耕作放棄地の増加、里山の維持困難による景観悪化と、
空き家の増加に伴い、治安が不安定になり、土地価格は下落するでしょう。
そして、若者の郷土愛不足や
地域のイベントへの理解不足に伴い
祭・イベントがさらに衰退し、
そうなれば、地域コミュニティも崩壊する可能性があり、
限界集落が市内に多数存在することになるでしょう。
人は、郷土に不快、不便だけを感じることになれば、
便利さを求めて、都会に住むことになるでしょう。
現在の状況を踏まえたうえでの私の考察によると、
現状維持が続けば、甲賀市の未来は、決して明るいものではありません
では、今何をするべきか?
続きは次回掲載します。
市内2000人弱の方に、ほぼすべての集落にて聞き取り調査を実施しました。
市の問題点や要望で、印象に残った市民の意見を書きだします。
※複合的要因が多いのですが、分類は私の主観で、内容も僕の言葉に一部変更しましたので、あしからず。
人
子どもの減少
若者の流出
息子・娘が結婚してない
晩婚化
高齢化率上昇
高齢者だけの世帯増
地域コミュニティ・集落・自治会
近所づきあい・井戸端会議減
地域の運動会・イベント減
イベントに若者が参加しない
世代間の交流・話し合い減
新旧の住民間に難有
自治会のまとまりに地域間差
消防団の入団者減
青年団減
近所の草刈り大変
日中に出歩く人いない
公園で遊ぶ子少ない
役がすぐに回ってくるので、減らしてほしい
核家族化
プライバシーの壁が高い
信頼関係が崩れてきてる
町が市に合併したけど、仲悪い
環境
空き家、廃屋増加
治安心配
山が荒れた
里山の管理問題
獣害(猿、鹿、アライグマ、カラス、サギ、野良犬、野良猫、アリ)
耕作放棄地増
空き地の草刈り等の管理
土地価格下落
自然とふれ合う機会がない
河川の改修
空き店舗の利用方法
お墓の維持管理
冬に凍結・積雪がある
産業
JAに頼りすぎ
農作物の低価格
農業従事者の高齢化
営農組合ができたけど、参加者が結局高齢
地元商店・企業減少
商店が寂しい
チェーン店しかない
地場産業の衰退
工場誘致をしてほしい
雇用制度による収入悪化
大卒者の就職先不足
後継者不足による技の継承困難
陶器屋が偉ぶるので、話が進まない
業界の風通しが悪い、連携不足
若者の雇用・収入不安定
温暖化によるコメの味が心配
野菜の地産地消を売ってるとこ少ない
需要と供給のバランス悪い
シルバーは労災効かない
おけいこ事が定番しかない
企業に託児所が欲しい
インフラ・施設
JR複線化して欲しい
JR本数少ない
甲南駅からICOCA使えない
駅の整備費用地元負担不満
駅前なのに、何にもない
近江鉄道本数少ない
SKR高い
京阪奈線実現してほしい
踏切狭い
車ないと生活不便
バスが空っぽで走ってる
バスの数・時間・バス停位置が利用者向けでない
古い在所は道が狭い
道路舗装して欲しい
交通量多いとこは、右折レーンほしい
通学路に歩道の設置
側溝にフタしてほしい
公園狭い
公園でボール遊びができない
街灯少ない
信号足りてない
公立の幼保少ない
学童をもっと充実して欲しい
教育の悩み相談所欲しい
市の光ファイバー要らない
水口図書館だけ古い
甲賀病院へのアクセス
病院のイスを増やしてほしい
子どもが雨の日に遊べる施設が欲しい
老人ホーム欲しい
交番欲しい
水口以外は、病院不足
スポ森の利用料を下げてほしい
陸上競技場を普段誰も使ってない
小学校にもクーラー設置を
行政
維持管理費を無視したハコモノへの公共投資
合併したのに、効果なさすぎ
市職員が多すぎ
市議会議員が多すぎ
議員が役に立ってない
公務員の給料減らせ
市の広報に不備が多い
市道・県道の草刈り
結婚相談より街コンを
県庁を大津から草津、栗東に移転してほしい
税金高い
水道代高い
土地の転用を簡素化して欲しい
道路標識をわかりやすくしてほしい
小学生にも医療費負担を拡充して欲しい
予防接種の補助が欲しい
行政のイベントが市民に伝わってない
歴史・伝統・観光
観光協会の発信力弱い
市の潜在能力は高いのに、それを十分生かし切れてない
観光客減
祭の存続危機的状況
神社の氏子不足
神輿を台車に乗せることに疑問
子ども神輿とスポ小や中学の修学旅行と重なる
祭の日だけど、会社の融通効かない
水口の花火と信楽の火祭りの日程ぶつかる
忍者屋敷に駅から行く術が歩きしかない
古城山にお城を
心(モラル、マインド)
保守的・封建的・閉鎖的
若者に郷土愛がない
学校のイジメ
親が子供を過保護
同和問題
男女差別
野菜ドロボー
農業機械ドロボー
車ドロボー
犬のフンの始末
ごみのポイ捨て
路上駐車
ゴルフ客が抜け道でスピードだし過ぎ
共存共栄の精神がない
自分優先の人が増え、周りの事に関心ない
子どもがお使いする機会がないから、金銭感覚おかしい
忍耐力がない人が増えた
人づくりができていない
男が弱いけど、内弁慶
家族の会話減
ないものねだりをする人が多い
ボランティアに参加する人がいつも同じ
政治参加する若者が少ない
個々にいい能力を持っているけど、そのつなぎ役がいない
体験しなければ、対策を講じない
問題があるのに、問題意識を持っていない人が多い
他にも意見が多数ありますが、これが市内の今ある問題や要望です。
以上の事を踏まえて、
これから起こりうる事を書いていきます。
雇用環境が不安定になり未婚者増・晩婚化に伴い、
子どもの出生数が更に落ち込むでしょう。
あわせて若者が就職や結婚する段階で、市外に流出する現況が続けば、
市内の労働人口は、数十年後には、現在の半分以下になる事も予想されます。
現在のハコモノに対する公共投資による維持管理費等を考慮すると、
市民サービスの低下と同時に公共料金の引き上げも起こるでしょう。
インフラ面では、特にJRに関して、
現在の利用客が、草津・京都・大阪方面という市外への流出客がほとんどの状況では、
労働人口の減少が見込まれる中で、
今後の草津線の複線化の見通しは立たず、
本数削減、車両削減、運賃値上げが予想されます。
仮に複線化という公共投資をしても、根本的に利用客の上昇は見込めないので、
さらに、市の財政は圧迫されることになるでしょう。
SKR、バスに関しても車を乗れない人しか需要がない状況ですが、
その需要と供給の関係を無視した運行がなされ、赤字経営の状態がつづくでしょう。
消費動向に関しては、
市内での循環がうまくいかず、
地元商店より、チェーン店での消費が多く、
京都、大阪、名古屋等に行きやすい立地条件にあり、
ネットでの通販も発達してきたので、
市外での消費が今後増えていく可能性があります。
また農業従事者の若者離れや高齢化に伴い、
耕作放棄地の増加、里山の維持困難による景観悪化と、
空き家の増加に伴い、治安が不安定になり、土地価格は下落するでしょう。
そして、若者の郷土愛不足や
地域のイベントへの理解不足に伴い
祭・イベントがさらに衰退し、
そうなれば、地域コミュニティも崩壊する可能性があり、
限界集落が市内に多数存在することになるでしょう。
人は、郷土に不快、不便だけを感じることになれば、
便利さを求めて、都会に住むことになるでしょう。
現在の状況を踏まえたうえでの私の考察によると、
現状維持が続けば、甲賀市の未来は、決して明るいものではありません
では、今何をするべきか?
続きは次回掲載します。
Posted by まえだのあっちゃん at 06:45│Comments(0)
│2013年版 甲賀市の現状