2017年09月10日
その経費おかしくないですか!?~「選挙経費」その三、選挙カー編。

皆さんご存知ですか?
実は去年の市議会議員補欠選挙から、選挙カーに市の税金を投入することになりました。
秋に行われる市議会議員選挙の選挙カーにも税金が投入されます。
その額なんと 一日当たり最高 6万4500円。
1週間で 45万1500円。
立候補者が31名ですがボクは選挙カー代を申請しないので30名とすると、 45万1500円 × 30名 = 1354万5千円
えっ?選挙カーに1354万円の税金を投入。絶対におかしくないですか?
大体これの一番おかしいところは、議員の知り合いの業者にお金を落としやすくするためです。
はっきり言います、利権のバラマキです。
例えば、レンタカー会社、スピーカーなどのレンタル会社、ガソリンスタンド等と議員がズブズブの関係なら、実際はもっと安く済むかもしれないけれど、補助金が支給されるギリギリまで、経費を上乗せできます。
そもそもこんな条例基準を国に作らせたのは、自民党です。
自民党は腐っています。
そもそもみなさん選挙カーって必要だと思いますか?
私は選挙のたびに住宅街をけたたましく轟音を上げて回るモンスターだと思っています。
例えば、子育て中のママさんがやっと赤ちゃんを寝かしつけているときに、もしくは新生児の場合はお母さんも3時間に一度世話をしなくてはいけなく、一緒にお昼寝をしてるかもしれません。
例えば、甲賀市内の工業団地などは3交代制を実施している工場が多数あり、そこでお勤めのお父さんが夜勤の仕事のために昼に寝ている方も多数おられると思います。
そんな時に限って、この騒音モンスターがこれでもかという大音量で自分の名前ばかりを言って、閑静な住宅街を荒らしまくるのです。
この騒音モンスターがこれからも選挙があるたびにやってくるなんて、私は到底納得できませんし、そんなモンスターのために税金を投入していいはずがありません。
では、なぜ甲賀市は、選挙カーへの税金の投入を決めたのでしょうか?
それは甲賀市の市議会議員さんになった方々に何点か大きな問題があるからです。
まず一点目、甲賀市の市議会議員で一番の若手議員は一体何才でしょう?
これは僕も町で色聞いてみました。
25歳?30歳?35歳?そんな答えを多数いただいたけれど、残念ながら全然違います。
甲賀市の市議会議員で一番若い方は56歳です。
甲賀市長の岩永ひろきさんは44歳ですが、市議会議員の平均年齢は、66歳です。
はっきり書いて申し訳ないですけど、選挙カーは体力のないお年寄り市議さんのための走る介護ベッドのようなものなんです。
地に足をつけて活動できる体力などなく、自分の声で語ることなどできないので、話はウグイス嬢に任せっきり。
果たして、そんな議員にこの甲賀市を任せていいのでしょうか?
悲しい現実として書きますが、前回の選挙で当選直後に入院され、1度も議会に出席することなく、1年間在籍されたけど一切の仕事もしないまま、給料泥棒として去った議員さんもおられました。
また、任期を全うできずに亡くなった議員さんもおられました。
そもそも若くて体力がある方なら、選挙カーなど必要ありません。
次に二点目ですが、甲賀市の政治家の資質の問題です。
全く話は変わりますが、みなさん甲子園で行われる高校野球どこのチームを応援しますか?
そうですよね。皆さん、滋賀県、もしくは自分の出身県、もしくは自分のゆかりのある県の代表を知らず知らずの間に応援していませんか?
私も今年は彦根東を応援してましたし、亡くなった祖母が天理教を信仰していたこともあり奈良県の天理高校を応援していました。
実は甲賀市の選挙の実態は、政策の優劣よりも、その人自身を知っているかどうかなのです。
事実としてかきます。私は4年前の選挙に出たときにこう言われました。
「あなたの政策がいいと思うけど、もし手伝ったのがバレたなら村八分にあう。」
「あなたがどれだけいいことをしようと、私が入れる人はすでに決まっている。」
結局のところ政策なんてどうでもよかったのです。悲しい話ですが、これが現実です。
だから甲賀市の議員さんのほぼすべてが地域の方々に選ばれた地元の名士ばかりなのです。
もちろん、過去に地元の区長、保育園の保護者会会長、小中高のPTA会長を歴任し、消防団の分団長、商工会の青年部長などをやってこられた方々が多く、地域の人々の人望が厚く、地域の推薦を受けて、立ち上がった方々です。
もちろん資質としては優れていますが、政策立案に関してはあまり経験がありません。
もちろん地域の人々の諸課題を聞き入れて政策に盛り込んでいますが、地域の課題を聞き入れるだけなら、別に議員でなくても市役所の職員にでもできます。
そして、政策を何をすればいいか悩んだ場合は、例えば政党の勉強会、政党に属していないなら他地域の視察、各地域ごとの議員と勉強会
等を実施し、それに政務活動費などを当てています。
ちなみに甲賀市議の政務活動費は、月額最高2万円です。
というわけで、実は他地域の前例があるものを取り込んで、甲賀市の議会で提案するということがほとんどなんです。
逆に言えば、自分オリジナルの提案をすることはありません。
ここでいったん甲賀市の失敗例として光ファイバー網の話を上げます。
NTTやeo光といった企業が1ギガでの通信網を張り巡らせているのに、100メガが最高の光ファイバー網を市内全域に設置したのは、???と?印がいくらあっても足らないぐらいよくわかりません。
これも他地域でケーブルテレビが光ファイバー網を実施していたから、甲賀市でも取り入れようとなった時代遅れの政策です。
皆さんご存知ないでしょうけど、甲賀市は光ファイバーをNTTや関電の電柱を借りて張り巡らせているため、年間で7000万円の賃借料を払っています。(※防災無線設置の説明会時の時に市の職員がおしえていただいたもの。)
これは毎年のもので、今後減るものでもありません。
正直なところ、お年寄り議員にこのまま任せておいていいのかがはたはた疑問です。
これから求められる議員の資質として、甲賀市の適性に応じそれに合わせた政策を考える議員が必要です。
ここでいったん本題の選挙カーの話に戻ります。
この選挙カーに税金を投入の話ですが、滋賀県の市では甲賀市が一番遅く条例ができました。
建前上は、普通のママさんでも選挙に出れる。お金がない人でも選挙に出れるというものです。
しかし実態としては、市議は「自分の市だけないのはおかしい、選挙はお金がかかるから経費を浮かせたい。」という理由でこの条例を市民の知らない間に勝手に決めてしまったんです。
現職議員の方で「私は市民目線です。だから市民のためにがんばります。」などといってる議員は、大噓ツキです。
誰がどう考えてもこの条例は、市民目線ではなく、議員目線のものです。
これだけSNSが発達した時代に1354万円もの税金を選挙カーに投入するのは間違っています。
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Posted by まえだのあっちゃん at 09:08│Comments(0)
│それって無駄じゃね